世界霊園構想

グローバル化の影響で、日本も海外からの移住者が増えており、彼らの眠るお墓の確保が喫緊の課題となっております。私たちですら首都圏近辺では容易に買えない今、あまり豊かでない彼らには、一層難しいでしょう。

もともと一神教の厳格さから自由な私たちは、神仏習合という寛容な文化を育んできました。我が国こそ、新時代の多様な宗教文化を受容できる素地が豊かにあると考えます。それぞれの民族にはその他界観、死生観に相応しい埋葬、供養儀礼があり、それを受容し合うことでも相互文化理解につながり、宗教の違いから起きる戦争のいくばくかを減らすことができると考えます。

たまたま、ある大寺院から近郊の広大な土地の墓地利用の申し出があり、国ごと、民族ごと、宗教ごとの死者儀礼が並立して行われる可能性が生まれつつあります。儀礼に集まる人たちが、垣根を超えてあの世や魂について語り合えるあの創設を目指します。

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