私たちは従来、西洋医学一辺倒の日本の医療に深い疑問を抱いてきました。近代医学が資本主義や市場経済と手を携えて発展してきた以上、この双生児がともに利益優先を原理としていることは言うまでもありません。半世紀以上も前にI.イリイチが指摘していたように、病人は病院が作り出さねば立ち行かないという原理。近代は大なり小なりこの「いのちよりお金」という原理の上に成り立っていると言えます。ことは医療に限らず、例えば自動車などが50年も100年も故障なく動いていたら、産業そのものが成り立たないでしょう。
何よりもまず、コロナ以降の文化多元の社会では、代替医療や統合医療のほか、東洋を始め世界各地が培ってきた民間療法までも見直さねばなりません。
無論、科学や技術を否定しようと言うのではありません。現代ナノ科学や量子論に基づく医療には無限の可能性を感じます。
本プロジェクトも光量子エネルギーの実用化を推進している研究所・学会とタイアップして、心ゆたかな医療を目指します。