金山秋男

金山秋男

秋男の「生きるヒント、死ぬヒント」④『偶然と必然の間で』

私たちは、一生運命との「鬼ごっこ」をしているのだなと思うことがあります。自由意志という幻想を抱えて、童謡じゃありませんが、「どんなに上手に隠れても」必ず掴まってしまうように出来ている。しかしそれが幸か不幸かも人智を超えているのです。
金山秋男

秋男の「生きるヒント、死ぬヒント」③『悪(罪)人とは?』

かつて『歎異抄』について書いた文章を、少し手を加えて転載いたします。この書はいわゆる「悪人正機」でも有名ですが、そもそも「悪人」とはどういう人のことを言うのでしょうか。
金山秋男

秋男の「生きるヒント、死ぬヒント」②『大人になること』

昔の読書ノートを読み返しておりましたら、次のような詩に出会い、作者のさわやかな若さに、心温まるものを感じました。といっても、作者の坂口たか子さんという方については、ほとんど何も知りません。早速、この詩を最初に読んだ紀野一義氏の『私の歎異抄』を開いてみましたが、彼女がまだ二十歳そこそこで盲目の詩人であること以外はほとんど何も分かりませんでした。彼女の詩は題して『雪の白さ』。
金山秋男

秋男の「生きるヒント、死ぬヒント」①『ある武士の死の受容』

大石主税といえば、大石内蔵助の長子で、吉良邸討入のとき、裏門をかためてた副将でしたが、当時元服を果たしたばかりのまだ15歳。弟と妹たち四名は後難を避けるため、母とともに事前に絶縁されていたといいます。
タイトルとURLをコピーしました